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(平成18年4月19日)

渡米してから、20数年を越えました


「モンデール元副大統領・駐日大使夫妻と私」

港31期 前田 敏治(ジョンソン)
1979年 港高校卒業
1987年 Minneapolis College of Art and Design 卒業
      BFA 取得、Fine Art 専攻
1988年 アメリカでの専門職労働資格を取得。
      出版物やギャラリー等の美術活動を本格的に開始。
1992年 美術と平行し翻訳活動を開始。

港高校在学中は陸上部に所属していた私は、アメリカ生活が20年を越えた今でも、高校の頃の様にマイペースで走り続けています。
1990年、自宅そしてアトリエを、駐日大使も務められたモンデール元・副大統領のご自宅近くに構えました。
近くにある湖の回りをジョギングする際、親日家のモンデールさんをお見掛けすることがありましたが、私が日米協会のメンバーであるため、日米交流に貢献した人に贈られるモンデール賞の授賞式に、毎年列席する様になり、言葉を交わすようにまでなりました。
この写真は今回の授賞式で撮りましたが、勿論私が受賞したわけではありません。

始めて渡米した時は、パスポートとチャレンジ精神だけを抱え、一人勇んでやって来ましたが、才能豊かな人達を前に、非力であることを嫌という程痛感しました。
更に、大陸で受ける孤独感に耐えながらの貧困生活が、何年も続きました。想像を超える辛い日々でしたが、何事にもチャレンジするには、夢を実現してやろうという思いだけで十分なのかも知れません。その後は、私自身も驚く様な楽しい日々が、このアメリカで可能となりました。

大学卒業後は帰国する予定だったのに、今でもアメリカをメインに、翻訳や美術活動をエンジョイしています。これまでに太平洋を何十回も往復する間、国境という概念も全く無くなりました。
特にインターネットを通し、日本とリアルタイムで毎日交信する様になってからは、地球の裏側とはいえ、遠いという感覚も完全に消えてしまいました。懐かしい同期の友人たちとも期生メールリンクで、日常的に会話を楽しんでいます。
ある日など、アメリカで朝を迎え、突然日本へ行くこととなり、その日の夕方には関空に着いていたという事もありました。

将来は、大好きな大阪に住むのも良いし、広いアメリカを自分なりにもっと開拓するのも面白い。いずれにせよ「旅と夢の数」を更に増やして走り続けたいと思います! 能天気な性格は、高校時代から変わっていない様です。

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